ポータブル電源のECOFLOW DELTA2を自宅のパソコンの非常電源として利用している。使い始めて2年が経過したので、これからポータブル電源を購入する人向けに感想とかを書いてみる。
一言でいうと
めっちゃ便利。何が便利って、次のようなかんじ。
- 自宅のブレーカーが落ちた時も継続的に電力を供給してくれること。
- あと台風や雷雨なんかで停電の恐れがある時の心の安心感。 これだけでみなさん購入するべきだと思う。
具体的に
自宅のブレーカーが落ちても電気が使える
停電した!
昨今だと台風や、雷なんか天気の影響で停電してしまう時があるかもしれない。そんな時に、ポータブル電源が家にあれば、ポータブル電源を使って電化製品を利用することができる。
停電しそう!
雷がなっている時、風が強くて電線がちぎれそうな時など、停電したら電化製品が使えなくなってしまう不安がよぎる瞬間は少なからずあると思う。電気はライフライン。。。スマホの充電ができなくなったらともうととても不安です。。。でもそんな時に、ポータブル電源が家にあれば、別に家が、家のある地区が停電してしまっても、ポータブル電源を使って電化製品を利用することができる。その安心感が常に心にあると、台風や雷がなっていてもある程度心を落ち着いて保っておくことができる。
ブレーカーがおちた!
停電する瞬間というのは気象条件だけによって起きるものではない。夏場にドライヤーをつかいながら、エアコンをつけて、IHクッキングヒーターでお湯をわかす。そんなときに電気の使いすぎでブレーカーが落ちて、家の中の電気の供給がストップ・・・なんてことがあると思う。特にデスクトップPCや自宅でサーバを運用している場合、停電は天敵。そんな時に、UPS対応のポータブル電源があれば、瞬停もせずに家の電力系からポータブル電源の電力系に切り替えることができる。
これらがすごい便利。パソコン大好きマンなので、常時パソコンがついていないと心が穏やかではないので、安心感を金で買える・・・・・要はポータブル電源、非常用電源、UPSなんだよ。
仕組み
使い方概要
便利さを十分に説明できたところで、実際にどうやって停電時にPCへの電気の供給を止めない使い方、UPSみたいな使い方をしているかですが、下図のような感じで設置する。家の壁のコンセント→ポータブル電源→パソコン
通常時は家の壁のコンセントから電気を受けて、ポータブル電源を通過はするもののポータブル電源のバッテリーセルは通過せずに、パソコンへ電気を渡すという流れ。
停電時など、壁のコンセントから電気が入ってこなくなることを検知すると、ポータブル電源からパソコンに出力をする。しかもこの切り替えが一瞬なので、パソコンの電源が落ちることもないという優れもの。
DELTA2を常時コンセント接続状態にした時の挙動
DELTA2をコンセントに接続すると、当然バッテリーが充電される。アプリで指定した容量まで充電が完了すると、充電は止まる。その状態でコンセントを抜かずに置いておくと、待機電力なのか、バッテリーの容量が減少するフェーズになる。おおよそ1時間で1%減っていく。なので理論上は100時間でバッテリーをすべて使い切る。
ところが、DELTA2は「アプリで指定した容量」から減少するフェーズで、1.5%程度、残容量が減ると自動的に再充電を開始する。
つまり、コンセントを刺しっぱなしにしておくと、充電、放電、充電、放電を3,4時間に一度繰り返してしまうことに注意が必要そう。
↑この図では、94.5%程度まで充電、その後93%程度まで放電、再充電を繰り返しているのが見える。
実際の運用(放電下限、充電上限の設定)
上述のとおり、3,4時間で充放電を繰り返す状況はさすがに好ましくないと考え、Home Assistantを利用、ホームオートメーションの仕組みを利用し、放電下限、充電上限の設定を自動的に変更させることにした。これにより、放電下限を50%、充電上限を90%にすることにしている。
バッテリーの劣化について
で、上記挙動のまま使い続けると、懸念点として顕在化するのがバッテリーの劣化が早いのでは?ということ。これについては今後もいろいろ検証したいが、現状使い始めて半年間で分かっていることを書いておく。
DELTA2は劣化しづらい(通説)
そもそも今回使っているポータブル電源はバッテリー劣化に強いようだ。
- バッテリーがリン酸鉄リチウムイオンというもので、リチウムイオン電池と比較して次の点で優れている。
- 熱に強い。(充電しながら電池を使うと熱くなり、それが劣化を引き起こすが、これが少ない。)
- 繰り返し充電可能の回数がおおい。(2000回とか4000回できるらしい。)
半年間使って実際の状態(State of Health)
バッテリーの健康状態を見るのにState of Healthという項目があるが、これを見てみる。
すると、購入時から、半年経過した今までの間、99%のままで、変化がなかった。
これだけ見れば劣化は特に進んでいないようで、安心している。
今後も、引き続き状況はウォッチしておく。
↓State of Healthの値
↓Battery残容量の変化